母さん、私は東京で風俗嬢をしている訳で

風俗ってね、意外と垣根低いんですよ。あなたの隣の女性社員も、もしかして…

続・我慢できない男たち

前回【心筋梗塞明け】に来店した強者の話をしましたが、続いては


【ケース2 ~包茎手術明け】

たくさんの御神体を眺めてきましたが、自分が思っていた以上に包茎手術を経験した殿方は多いようです

その若干残る手術痕は何となく共通しているので、今では特に本人申告なくとも、あぁもしかしたら勇気を出してタートルネックを脱いだ経験がお有りなのかなとわかるようになりました


そんな中いらした、我慢できなかった殿方


「俺ね、俺ね、1か月前に包茎手術してさ」

お風呂に入る前に、自ら私に申告して下さり
パンツを脱ぐと、一皮剥けた御子息をいとおしそうに見つめた


「え、もう大丈夫なんですか?ひとに触れさせても」

「大丈夫だと思うよー、先生も1か月たてば解禁って言ってたし
でも、念のため優しくね、優しく」

「いや、それはもう勿論ですよ!」


そんなやり取りをしてシャワーでは新生児の沐浴並みにソフトに優しく取り扱い



いざ、ベッドの上へ

まずお客様が私を責め、攻守交代、

とにかくとにかく利き手の筋肉を弛緩させ、触れるか触れないかくらいの距離感で御子息を刺激
勿論、緩衝材としてのローションを活用

お口での御奉仕のときも、常に頭には梅干しをイメージしながら、唾液を嘔吐してるのかくらいに吐き出し、やっさしーく、求肥みたいに包み込んでストローク



それなのに

ああ

それなのに



「あ、あれ? …い、痛った!」

「え? イッた!?」

「いや、痛った!痛った!痛ーーー!!」



札幌のスープカレー店なら、辛さ0番(辛みなし)の優しさで手コキしていたのに
(↑すみません、道産子なもので、つい)

緩衝材の無色透明の、泡立ったとしても白いはずのローションが、なぜかピンク色になってきている…



「なんか……やっちまったっぽい…」

「だよね!これ、そうだよね!」



そう、ごめんなさい殿方の皆様
今想像してタマタマがきゅーっとなってますよね


切れたんです

はい、術後の繊細なそこが、切れたんです



ぐふぅ



女でも想像したら痛いわ!!



終わりのシャワーで

いや正しくは、シャワーの水圧が怖くて、洗面器にお湯を張ってその中で優しくチョポチョポと自分で洗っていたお客様


「なんでもう少し我慢して、完璧になってから来なかったんですかー」

「だってさ… 1か月我慢するって、結構地獄よ?
俺、頑張って今日まで待ったのよ?」



哀愁漂う横顔



…うん、そうだよねそうだよね
ごめんね、痛い思いさせちゃって

きっと男の人の性欲って
女には理解できないくらいの強さがあるんだろう


まして単なるケガとかではなく
包茎手術明け、
そこの生傷のナイーブさとは裏腹に
心は以前よりも自信たっぷり、やる気満々だったはずなのですよ


「俺、治ったら絶対またリベンジに来るから!」

「うん、約束ね!!」




普段だったら絶対言わない
私は正直、自分からはリピートは求めていないから

でも、つい言ってしまった



コンプレックスのある人間は、コンプレックスのある相手を無条件でいとおしく思うのかもしれないですね
(↑ただこれも、その時の気分によりますがねw)